大学院講義11回

三木康司

富士通株式会社に入社、海外営業部に配属される。その後、慶應義塾大学、藤沢キャンパス(SFC)にてインターネットを活用した経営戦略を研究するため、自費留学。同校にて政策・メディア修士号を取得後、博士課程へ進学、リサーチを兼ねて中小製造業支援ベンチャー、NCネットワークに入社するが、業務多忙のため博士課程は学位を取得せず単位取得後退学。同社は国内最大規模の製造業ポータルサイトに成長、IT担当役員を務めた後、2009年、だれもがメーカーになれる、「マイクロモノづくり」の概念を普及するために、株式会社enmonoを独立、起業。

 

【学んだこと】

 今回、三木康司さんの話を聞き、学んだこととしては、モノづくりとは本来楽しいモノであるということ、ものづくりをすることで、作った人、また消費者が元気になるモノが本来のものづくりのあるべき形であるということ。

 このことから、ものづくりをする上で、一番重要なことは、、町工場が一番欲しいものをデザインすること。

また、自社製品を作成する際には、、出来る範囲で小さくスタートさせ、工場にすでにある設備や、もともとあるモノをつかって作成するべきであるということが重要である。

これは、製品を改良させる上では、自身のモチベーションが不可欠であり、ワクワクが必要であるということと、最初の自社製品は、プロセスが確立しておらず、成功するのが困難であるという点からである。

 また、自社製品を制作する上でゴールを設定した後に作り方を考える方が良い、なぜなら同じような商品が出てきにくいからであり、ロジックを組んでいく手法の場合、似たモノが他社から同じようなタイミングで出ることが多いからである。

 

【考えたこと】

 私が今回の講義で考えたことは、楽しいものづくりを行うということである。

楽しいものづくりは、「自分が一番のユーザーになるものを自分で作る」というふうに言っていたことから、楽しいものづくりとは、自身が好きなものを用いて作るものであると私は考えた。

 なぜなら楽しいものづくりを行う上で必要になるものとして、モチベーションが重要であると考えるからである。

 そこで、重要なこととしては、自身を理解することであると考える。

自分は何故それが好きなのかを、掘り下げ理解することで、自分が本質的に好きなもの、また自分が知らなかった、自身のことを理解できることで、「自分が一番のユーザーになるものを自分で作る」ということができるからである。

また、これから仕事をしていく中で、自分が楽しんでできる仕事を見つけ、自分が一番のユーザーになれるものをデザインしていきたいと私は考えた。