大学院特別講義第3回
【学んだこと】
今までのデザインとは、主観的かつ感情的でありビジネスへの貢献は間接的なもので試作の最終工程であった。
しかし、これからのデザインは、客観的かつ論理的でありビジネスへの貢献が直接的になり、試作の上流工程になるということであり、今のままの考え方ではなく、新しい流れに対応する必要がある。
正しいペルソナとは、ユーザーの隠れたニーズや行動パターンなど、観察やインタビューで得られた質的に深い調査データを一人のユーザーの視点の物語として、一枚のシートに凝縮したユーザーセグメントを代表する人物モデルであるということ。
ペルソナを作成する際に、ペルソナを作る上で、人物の写真は最後に作成する必要がある、これにはペルソナを見る際に最も影響が強いモノであるからである。人物の画像を選定する際には、なるべく第三者に選んでもらうことにより、ペルソナの内容にふさわしいイメージを与えることができ、より分かりやすくかつ、感情移入しやすいペルソナが作成できる。
【考えたこと】
ペルソナを作成する際には、掘り下げることは重要であるが、掘り下げすぎると意味がなくなる。これには掘り下げ過ぎることで、誰もが持つ欲求になってしまうからである。
インタビューをする際には、話してくれたことすべてが本音とは限らず、嘘を言う人もいるということ、これは人には見られたい自分があり、実際のおこなっている、思っていることではなく、理想の自分の話をしてしまう可能性があり、インタビューの内容をそのまま鵜呑みにすることは危険であるということであり、収集したデータをうまく活用し、その人が本質的に求めている欲求や情報を明らかにすることが重要であるということ。
調査を行う際、観察するときであれば、「ただ見る」ということが重要である。
この「ただ見る」という行為は素人の目になって考えることがとても重要であるこれは、素人としてみるということは、他愛のないことでも疑問を持ち考えるということであり、物事の理由を深く考えれるからである。
第二回大学院特別講義
第2回目の講義の伊賀総一郎さんの「エスノグラフィとデザイン思考」の講義を拝聴させていただきました。
エスノグラフィーとは、という話から、今後社会が発展していく中で「エスノグラフィー」、とても重要な知見ということを学びました。
【学んだこと】
エスノグラフィーとは、デザイン思考と呼ばれるイノベーションを起こす方法や考え方の文脈で行われるユーザー観察の手法の一つであり、元々、文化人類学や社会人類学の中で、あるコミュニティにフィールドワークとして入り込み、その中での行動様式を記述し、価値観を見出していく手法として使われていた。
それにより、近年方法などではなく、エスノグラフィーの事例も注目されているということ、それにより、様々な行動を記述し、様々な価値観を見出していく手法として扱われていること。
人間は知らないインターフェースに対しては、ヒントや、手法などがわかっていても、実際に行動に移し、インターフェースを利用することが困難なことがわかった。
例を取り上げるとすると、コピー機の「緑色のスタートボタン」はエスノグラフィのアプローチから生まれたものです。
自社のコピー機を使う社員の様子をビデオで撮影し、「コピーすること」自体に苦戦する様子から問題点を発見し、その問題点の改善点を考え、デザインしてきているということ。
エスノグラフィでは、解決するべき問題を、深いユーザー観察から見出し、その改善点を探っていくということ。
【考えたこと】
エスノグラフィーとは仮説の中で生まれるものではなく、従来想定していなかっったような行動パターンやアプローチを発見していくことが重要であり、今考えられている価値観や考え方についても、疑問を持たなければいけないということである、
しかし、収集した情報をまとめ、仮説お導き出すことも重要である、理由としては、これが、現在の考え方であり、その考え方を理解することにより見えいぇ来るものもあるからだといえる。
このことからデザイナーはエスノグラフィーの重要さを理解し、意識していかなければならないと私は考える。