大学院特別講義第3回

【学んだこと】

 今までのデザインとは、主観的かつ感情的でありビジネスへの貢献は間接的なもので試作の最終工程であった。

 しかし、これからのデザインは、客観的かつ論理的でありビジネスへの貢献が直接的になり、試作の上流工程になるということであり、今のままの考え方ではなく、新しい流れに対応する必要がある。

 正しいペルソナとは、ユーザーの隠れたニーズや行動パターンなど、観察やインタビューで得られた質的に深い調査データを一人のユーザーの視点の物語として、一枚のシートに凝縮したユーザーセグメントを代表する人物モデルであるということ。

 ペルソナを作成する際に、ペルソナを作る上で、人物の写真は最後に作成する必要がある、これにはペルソナを見る際に最も影響が強いモノであるからである。人物の画像を選定する際には、なるべく第三者に選んでもらうことにより、ペルソナの内容にふさわしいイメージを与えることができ、より分かりやすくかつ、感情移入しやすいペルソナが作成できる。

 

【考えたこと】

 ペルソナを作成する際には、掘り下げることは重要であるが、掘り下げすぎると意味がなくなる。これには掘り下げ過ぎることで、誰もが持つ欲求になってしまうからである。

 インタビューをする際には、話してくれたことすべてが本音とは限らず、嘘を言う人もいるということ、これは人には見られたい自分があり、実際のおこなっている、思っていることではなく、理想の自分の話をしてしまう可能性があり、インタビューの内容をそのまま鵜呑みにすることは危険であるということであり、収集したデータをうまく活用し、その人が本質的に求めている欲求や情報を明らかにすることが重要であるということ。

 調査を行う際、観察するときであれば、「ただ見る」ということが重要である。

この「ただ見る」という行為は素人の目になって考えることがとても重要であるこれは、素人としてみるということは、他愛のないことでも疑問を持ち考えるということであり、物事の理由を深く考えれるからである。